デジタルワークフローの基盤:ネット回線とクラウドの活用

posted:2023-09-19 | peace design | グラフィックデザインに必要な機材
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デジタルワークフローの基盤:ネット回線とクラウドの活用術

近年、DTP・印刷グラフィックデザインの制作において、ネット回線とクラウドサービスの存在が欠かせなくなってきました。ネット回線とクラウドを効果的に活用することで、デザイナーはよりスムーズで効率的なワークフローを実現することができます。
この記事では、デジタルワークフローの基盤となるネット回線とクラウドの活用術について解説します。

ネット回線の重要性と効果

ネット回線は、デジタルワークフローにおいて重要な要素です。高速かつ安定したインターネット接続を確保することで、デザイナーはリアルタイムでファイルの送受信やオンラインでの作業を行うことができます。
低速な回線ではファイルのアップロードやダウンロードに時間がかかり、作業効率が低下してしまいます。ネット回線の品質向上や適切な回線選択必要になります。

過去のDTPワークフローでは、データの受け渡しはMOやCD-ROMが主流でした。
しかし、ネット回線が発達して光回線が普及し始めると、データのやり取りはほぼネット回線上で行われるようになっています。
印刷データには、貼り込んだ画像の実データがかなりの容量であることが多く、ネット回線には高速化がもとめられていますので、個人のデザイナーと言えども、回線をケチるわけにはいかない時代です。

データ受け渡しのプラットホームは、クラウド(Dopbox、ギガファイル便、Googleドライブ…)などが使われます。
特に印刷会社へのデータ入稿では、直接印刷会社のFTPサーバーにアップロードする場合もあります。

高速かつ安定したインターネット接続の確保方法

高速かつ安定したインターネット接続を確保するためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、適切な回線プランの選択が重要です。自宅やオフィスのインターネット回線のプロバイダーを選ぶ際には、速度や安定性に配慮した選択を行うことが必要です。

また、Wi-Fiルーターの設置場所や設定方法も影響を与えることがあります。さらに、ネットワークの混雑を避けるために、デザイナーは重要な作業を行う時間帯や場所を選ぶことが有効です。

高速なデータ通信のためには、やはり光回線を契約することが必須でしょう。
屋内の配線も、wifiでは転送速度が一気に下がるので、優先LAN(ギガビット以上)でネットワークを構築するのがいいでしょう。

オンラインでのファイル共有とデータの送受信のスムーズな方法

ネット回線の安定性が確保されたら、次はオンラインでのファイル共有やデータの送受信をスムーズに行う方法を考えましょう。
クラウドサービスは、このような作業を効果的に行うためのツールとして重要な役割を果たします。
代表的なクラウドサービスとして、Google ドライブ、Dropbox、Adobe Creative Cloudなどがあります。

クラウドサービスの選択は、利便性と元請け会社や印刷会社など相手との申し合わせで決める必要があります。
相手が使っているサービスに準ずることになるかと思われますが、普段から、自分が使う場合のサービスを決めておいて、容量の制限など詳しく調べて知っておくことが重要です。
というのは、昔も今も、データのやり取りなどちょっとしたことがうまき行かず、大きく時間を取られる場合があるからです。

クラウドサービスの利点と役割

クラウドサービスは、デザインファイルや素材のバックアップ、共有、共同作業に非常に便利です。
複数のデザイナーが同じプロジェクトに取り組む場合や、顧客とのデータ共有が必要な場合に特に役立ちます。クラウドサービスを利用することで、ファイルのバージョン管理やリアルタイムでの編集作業が容易になります。
さらに、データのセキュリティやバックアップにも注意を払うことが重要です。

クラウドサービスは便利なのですが、セキュリティには気をつける必要があります。
その辺りは、最初にやり取りをする相手と確認をしておくことが大切だと思われます。
こういう使い方はNGなどのすでにその分野のノウハウがあると思われますので。

また、共同作業をする場合は、バックアップをクラウドに上げて管理する…というのもありかもしれません。
ただ、あまりネットにデータを置いておくのは気分的に落ち着きません。それは、データのバージョンが違うものを別の作業者が使って進めてしまったり…という行き違いなど間違いの元だからです。

デザインファイルや素材のバックアップと共有の便利さ

デザイナーにとって、作成したデザインファイルや使用する素材のバックアップと共有は重要な課題です。
クラウドサービスを利用することで、デザインファイルの安全な保存と共有が容易になります。複数のデバイスからアクセスできるため、作業の柔軟性も向上します。
また、クラウド上でのバックアップは、データの損失や紛失を防ぐためにも有効です。

データのバックアップは必須です。そう考えると、クラウドに上げておくことはバックアップという意味ではかなり有効です。
手元のパソコンが壊れてしまっても、データは丸ごとクラウドに残っている…これは便利です。
昔では考えられない利便性だと思います。
また、こういうことが可能な時代なので、クラウドへのバックアップは当然という認識を持っている企業もあるので、やっていないと逆に責任を問われることにもなるかもしれないので注意が必要です。

プロジェクトでの共同作業の効率化におけるクラウドサービスの役割

複数のデザイナーが同じプロジェクトに取り組む場合、クラウドサービスは効率的な共同作業の実現に欠かせません。
デザインファイルの共有や同時編集が容易に行えるため、チーム内でのコミュニケーションや作業の進捗管理がスムーズになります。
さらに、コメント機能やバージョン管理機能なども活用することで、効果的なコラボレーションが可能となります。

クラウドをコミュニケーションに使うというのは、あまり経験がありません。(現在はよく使われるのでしょうか?)
コミュニケーションについては、現在、メール以外にメッセンジャーやLINEなどのツールが出てきたことで、便利にやり取りができるようになりましたが、訂正指示などがあちこちに散らばってしまって製作担当者が拾いきれない…ということが起きるため、逆に訂正
指示はメールにだけまとめてもらう…などのルールが必要かと思われます。

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