DTP・印刷グラフィックデザインに必須なAdobe Creative Cloudの3つのソフト。

posted:2023-09-22 | peace design | グラフィックデザインに必要なソフトとテクニック
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Adobe Creative Cloudとは?DTP・印刷グラフィックデザインに欠かせない理由

Adobe Creative Cloud(以下、Adobe CS)は、グラフィックデザインやDTP(Desktop Publishing)の分野で必須のツールセットです。このスイートには、Illustrator、Photoshop、InDesignなど、多数のソフトウェアが含まれています。
Adobe CSを使用することで、プロフェッショナルなレベルでデザインを作成し、印刷物やデジタルメディアの制作を行うことができます。

DTP用ツールはAdobe以外にもいくつか発売されていますが、結論から言うと代用は難しいです。Adobe Creative Cloudはサブスクで契約するとなかなかの負担になってきますが、別のソフトを買ってみてもいろいろなところが足りていなくて、結局Adobeに戻ります。

例えば、作ったデータを印刷会社で出力する際に安定していることが大きく、DTPが始まって30年ほどこれまで培ったノウハウがあるからです。別の安いソフトでも印刷データは作れますが、最終的にちゃんとデータが出るかどうかは出してみないとわからない…ということがありますが、Adobeなら工程が確立しています。

また、Illustrator、Photoshopなどは、使い勝手も違います。Adobeでできることが他のソフトではできないことがあって、簡単なベジェ曲線の扱いや簡単なビットマップのコピペ一つを取ってみても、Illustrator、Photoshopは使いやすいです。私も別のソフトも持っていてそれで制作したこともありますが、簡単なことができなくて何時間も試した挙句できなかった…と言うこともありました。

Illustrator:DTPのベクトル系基本ソフト

Illustratorは、ベクターベースのデザインソフトウェアであり、ロゴやアイコン、イラストなどの作成に適しています。
まずは、Illustratorの基本的な操作方法を学びましょう。キャンバスの操作、図形の作成、カラーパレットの使用など、基本的な機能を習得することが重要です。また、Illustratorの強力な機能であるパスやアンカーポイントの編集、ペンツールの使い方なども理解しましょう。
これらの基礎をマスターすることで、クリエイティブなデザインを生み出すことができます。

Illustratorは、DTPの基本ソフトです。名刺、フライヤーから少数ページのパンフレットまで制作することがありますが、これらの版下データは、すべてIllustratorで基本部分を作ります。
特に直線・塗り・ベジェ曲線を使った図版の制作などはグラフィックの基本で、まず直線・塗りとベジェ曲線の書き方をマスターすべきでしょう。そのほか、デザインで使用する様々な素材(ロゴマーク、地図、グラフ、チャート、背景模様、テキスト、ビジュアル…)を制作できます。
写真やイラストなどのビットマップデータは、Illustratorのデータ上に貼り込むことで版下に加えることができます。

もう一つの特徴は、グラフィックのレイアウト・文字組みです。まず名刺のようなシンプルなもので文字の大小、バランス、組み方の基本などを何度も繰り返してプリントして確認し、センスのいいデザイン・レイアウトの感覚を身に付けてください。
Illustratorは、それほど重要なソフトです。これさえ覚えれば困らない…と言えるものです。

Photoshop:写真編集からグラフィック作成まで、DTPのビットマップ系基本ソフト

Photoshopは、写真編集や画像の加工に特化したソフトウェアですが、グラフィックの作成にも幅広く使用されています。
まずは、Photoshopの基本操作を学びましょう。レイヤーの操作や選択ツールの使い方、ブラシやフィルターの活用など、基本的なテクニックを習得しましょう。さらに、写真の修正や合成、テキストの追加など、プロフェッショナルなテクニックも学んでいきましょう。
Photoshopの豊富な機能を活用して、美しい写真や魅力的なグラフィックを作り出すことができます。

Photoshopは写真の編集ソフトですが、実はDTPではビットマップエディターとして使われる方が圧倒的に多いです。
では、Photoshopでどんなことをしているかと言うと、DTPの制作工程に沿って挙げて行くと…
・ラフデザイン・デザイン案の作成
・ビットマップのビジュアル部分の作成
・写真のレタッチや合成
・イラストなどの作成
・ロゴマークなどのビットマップ図版の作成
・背景画像などビットマップ図版の作成
とこんな感じです。

使うテクニックは、
・画像の切り取りや変形
・チャンネル(特にあるファーチャンネル)を使った処理
・選択領域を使った処理
・シャープ、ガウスぼかし、周辺減光などのフィルター
・写真の明暗・色調などの補正
などです。

Photoshopは、”印刷に対応した”ビットマップデータを作れるということも重要な機能です。
印刷用のICCプロファイルを埋め込んで、印刷フィルム出力を正しく行えるということも、Photoshopが印刷データ作成に不可欠な要素です。

InDesign:ページ物用のDTPレイアウト系基本ソフト

InDesignは、印刷物やデジタル出版物などで、特にページ数の多い文字モノのレイアウト作成に特化したソフトウェアです。
何ページにも渡って同じフォーマットのページが続く場合に一括でデザインを指定したり、ページモノのデザインに便利な機能が豊富です。
InDesignはIllustrator同様に、版下データの基本を制作するソフトですが、Illustratorと違うところは文字と画像のレイアウトに特化したソフトであるといいところです。なので、Illustratorのようなベジェ曲線でイラストを書いたりグラフや地図をかくような機能はありません。(これらの素材はIllustratorで作成してInDesignに貼り込むことになります)

効率的なページレイアウトの作成やテキスト編集、画像の配置など、InDesignの基本的な使い方を学びましょう。グリッドやマスターページの活用、段組みやスタイルの設定など、高度なレイアウトのテクニックも習得していきましょう。
InDesignを使いこなすことで、プロフェッショナルな印刷物や電子出版物を作成することができます。

Adobe Creative Cloudのバージョンとプランの選び方

Adobe Creative Cloudにはさまざまなバージョンとプランがありますが、プランを契約してソフトをダウンロードした時に最新版が手に入ります。その時点で自分のパソコンのOSのバージョンがソフトに対応していることを確認が必要です。
基本的には、OSをアップデートすることになると考えますが、古いソフトを探してダウンロードする方法もあります。その場合は、ネットで目的のバージョンを探してみてください。

プランの選び方のパターンは以下のようになるでしょう。
・Illustrator + Photoshop + InDesign
・Illustrator + Photoshop

Illustrator + Photoshop + InDesignの場合は、
・Creative Cloudコンプリートプランを年間・一括払い…するのが安いでしょう。
Illustrator + Photoshopの場合は、
・フォトプランとIllustrator単体を年間・一括払い…するのが安いでしょう。

とりあえず、最初はページ物の制作をすることはないと考えて、InDesignは外して契約するのがいいでしょう。
支払い方法は一例です。契約される場合は再度よく確認してください。

プロフェッショナルなデザインを実現するためのヒントとトリック

Adobe Creative Cloudのソフトウェアを使いこなすためには、いくつかのヒントとトリックがあります。
デザインのポイントやバランス、色彩の活用方法、効果的なテキストの配置など、プロフェッショナルなデザインを実現するためのアドバイス、便利なショートカットキー、プラグインや拡張機能の活用法などが存在します。
これらのヒントとトリックを活用して、クリエイティブな成果物を生み出しましょう。

IllustratorとPhotoshopには、様々な機能を持ったプラグインやアクションが発表されています。
自分でアクションを組むこともできます。これらの機能を使って効率的に作業を進めることもDTPデザインには必要なテクニックの一つです。

クリエイティブな成果物を作るためのリソースとコミュニティの活用法

Adobe Creative Cloudの利用者は、さまざまなリソースとコミュニティにアクセスすることができます。
フリーフォントのサイトや高品質なストック画像の提供元、デザインチュートリアルのウェブサイトなど、デザインに役立つリソースが存在します。また、Adobeの公式サポートやオンラインコミュニティを活用方し、他のユーザーとの交流や知識共有の場を活用することを提案します。
これらのリソースとコミュニティを活用して、よりクリエイティブな成果物を作り出すことができます。

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